Da Capoの特徴
Da Capoは、災害用/汎用放送システムです。
国内で初めて、AIによる音声合成を用いたアナウンサーとしてエフエム和歌山で登場して以来、全国のメディアで話題となり、国内外多くの放送局で採用されています。
他社と次の3つを比べてみてください。
・圧倒的に豊富な機能
・次元の違う価格差
・使いやすさと利用縛りの少なさ
- 24時間連続で情報をアナウンスし続けます
- 英語・ポルトガル語・中国語・韓国語など34ヵ国語対応
- 自動翻訳を行います
- 利用場所に応じた国内全地名読みをサポート(市町村以下の町名まで完備)
- 国内初 生成AIによる「読み原稿」変換
- 利用PC台数は無制限
- ボリューム、スピード、ピッチ、単語のイントネーションを調整可能
- 再生回数・ダウンロード回数は無制限
- 音源はあらゆる用途に利用可能(CMなど含む)
- コミュニティFMの利用も想定した安価な料金設定
- 人間の声も録音、再生可能
- zoom, Google Meetにて詳しいご説明を致します(後述)
画面イメージ
Da Capo メイン画面
用意した原稿を入力し、Amazon Pollyが連続読み上げを行います。
放送局スタッフの経験を踏まえた設計で、現場で使いやすいインタフェースとなっています。
生成AI
読み原稿変換
書き原稿や箇条書きの原稿を、クリック1回で読み原稿に変換します。
元原稿の語尾だけを変換するか、文章全体を読みやすく変換するか選ぶ事ができる、国内初の機能です。
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元原稿
文部科学省は高度な専門性を持ち、研究者や技術者として来日する「高度外国人材」の子どもの教育環境の充実に本年度から、本腰を入れる構えだ。
国際的な人材獲得競争は激しさを増し、就業先の国を選ぶ際に外国人が重視するとされる子どもの教育環境を整え、高度人材に「選ばれる国」を目指す。
文部科学省は、本年度予算の概算要求に関連事業費としておよそ2億円を計上した。 -
語尾のみ変換
文部科学省は高度な専門性を持ち、研究者や技術者として来日する「高度外国人材」の子どもの教育環境の充実に本年度から、本腰を入れる構えです。
国際的な人材獲得競争は激しさを増し、就業先の国を選ぶ際に外国人が重視するとされる子どもの教育環境を整え、高度人材に「選ばれる国」を目指します。
文部科学省は、本年度予算の概算要求に関連事業費としておよそ2億円を計上しました。 -
全体変換
文部科学省は、本年度から「高度外国人材」の子どもの教育環境の充実に本腰を入れる構えです。
国際的な人材獲得競争が激しくなり、外国人が就業先の国を選ぶ際に子どもの教育環境が重要視されるため、高度人材に「選ばれる国」を目指すためです。
文部科学省は、本年度予算の概算要求に関連事業費としておよそ2億円を計上しました。
運勢(占い)文章生成
その他、12個の運勢文章を自動生成するAIなどがあります。
Da Capo デモ再生
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女性1
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女性2
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男性
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英語
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中国語(北京)
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韓国語
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ポルトガル語(ブラジル)
こんなシーンにおすすめです
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ラジオ・ケーブルテレビ局
アナウンスが自動化される事で、災害時に全スタッフが情報収集を行えます。最低1人で放送が可能になります。通常番組での利用も増えています。
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ビル・商業施設・役所
緊急時のアナウンスとして、情報をエンドレスで放送する事が可能です。
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イベントPA・影アナウンス
イベント時に影アナがいなくても、スタッフによる操作でアナウンスが可能です。状況に応じてすぐに原稿を修正でき、操作も見慣れたポン出し風インタフェースとなっています。
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臨時災害FM
激甚災害が発生した場合の臨時災害FM局には決定的なシステムです。アナウンサーが確保できなくても、安定した喋りで、昼夜を問わず、24時間、最新情報を放送し続ける事が可能です。 臨時災害FMにおける、労力、コスト、市民への情報リーチ数の悩みをすべて解決します。
各種紹介、表彰など
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AWS re:Invent2017で最新事例として紹介されました
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平成30年近畿総合通信局長表彰を戴きました
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主な紹介メディア
- NHK ニュース7
- NHK シブ5時
- NHK ニュースウォッチ9
- 日本経済新聞
- テレビ朝日 羽鳥慎一モーニングショー
- 池上彰のニュースそうだったのか!!2時間スペシャル
- TBS 林先生が驚く初耳学
- 日経ビジネス
- 日経コンピュータ
- Eテレ 人間ってナンだ?超AI入門
その他:エフエム和歌山 詳細ページ
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主な講演履歴
- Inter BEE2017特別講演
- 関西放送機器展2018
- AWS Solution Days
- AWS SUMMIT
- AMARC(世界コミュニティラジオ放送連盟)第4回アジアパシフィック大会(インドネシア)
- その他、国内の多くの放送、防災コミュニティで講演しています。
利用実績(一部)
平成29年 台風21号
衆議院議員選挙と重なる事態となり、従来であれば、選挙か台風か、二者択一を迫られる状態でした。
エフエム和歌山では、Da Capoを用いて、台風情報は1名のスタッフが担当し、
他のスタッフは全員選挙事務所への中継、特番を行う事ができました。
和歌山県内では死者も発生した災害でした。
エフエム和歌山では、当確中継以外は台風情報を伝え続け、台風と選挙を両立する事ができました。
平成30年 台風21号
和歌山市は大規模な停電となり、多くの家屋で24時間以上の停電となりました。
特に夜中は情報不足となり、多くの方がラジオを聴かれていたと聞いています。
多くのラジオ局では、ネット番組や通常放送を行う中、エフエム和歌山では風が収まるまで、延々と台風情報を流し続けました。
後日リスナー様からの反応はとても良く、普段ラジオに接する事がなかった方々からも、信頼を得る事ができました。
平成30年7月豪雨(西日本豪雨)
スタッフ不在の夜中3時過ぎに避難情報が発令されました。局舎にスタッフがすぐに駆けつけ、
原稿執筆スタッフは、自宅からクラウド上のDa Capoにアクセスし、避難発令から数分後には避難情報を放送する事ができました。
その後、人間のアナウンサーが出社するまでの間、早朝にもかかわらず、最新情報をアナウンスし続ける事ができました。
ご利用ユーザの声
中国地方A局
大規模な大雨により、社長自らがアナウンスを行わざるを得ない事態が数日間続いたが、Da Capoを使ってアナウンスを自動化する事ができた。
慣れないアナウンスは読み間違いが多かったが、AIアナウンサーであれば間違う事がない。
長時間放送する事が可能なため、人間よりはるかに多くのリスナーにリーチした。
近畿地方B局
深夜に市から放送要請があった。アナウンサーを呼ぶわけにいかない時間帯だったが、市民にとって緊急性のある情報を放送し続けた。
近畿地方C局
まだ大きな災害がないので、災害時に使っていないが、普段の「ちょっとした」アナウンス収録に重宝している。
局アナが存在しないので、番組変更アナウンスや注意喚起など、様々な用途で音声を使用している。
D局
これまで別のAIアナウンサーシステムを使用していたが、原稿を音声化するのに長時間かかっていた。
Da Capoは利用方法が簡単で、かつ音質も良い。デモ版を現場のスタッフがとても気に入り、導入となった。
関東地方E局
早朝の情報帯番組で日々利用している。ディレクターのみの出社で一つの番組が出来上がる。
関東地方局
まだ災害が発生していないが、普段は市からの情報を定時にDa Capoによる音声で放送している。
多言語でアナウンスできる事は、外国人の多い当地域で有用で、市からも重要視されている。
よくあるご質問
情報は自動で取得しないのですか?
災害情報の自動取得は行いません。
台風などの緊急時は、役所の情報であっても、間違いや錯綜している事が多くあります。
また、激甚災害のときは、噂が蔓延している事が多く、インターネットからの情報は一部に限られます。
実際のラジオ業務の経験から、情報や原稿の自動取得を優先するよりも、誰でも使えるインタフェースに注力しています。
英語の翻訳は正確ですか?
日本語地名などで間違う事があります。一部、文法の間違いなどを調整する必要があります。
それでも、最初から英訳するよりも数段楽で、多少の手間でバイリンガル報道ができることは、
インバウンドや移民などで外国人が増えている昨今、大きなメリットと考えています。
アナウンサー名称は「ナナコ」ですか?
いいえ。各局独自の名称でアナウンスすべきと考えています。
エフエム和歌山での名称は「ナナコ」ですが、御社独自のキャラクター設定をしてください。
導入の手順
まずはデモ版をご覧下さい。
Da Capoは他に無いシステムですので、実際に操作してお確かめ下さい。デモ版のご利用は無料です。
ご連絡頂いた後、デモ版をご覧頂きながらzoom, Google Meetにて質疑応答が可能です。
お問合せ:TEL. 073-446-2009
メールでのお問い合わせはこちら
お客様用のアカウントを設定します。
Da Capoはクラウドシステムです。
お客様用のURLとパスワードを発行致します。
導入決定後、機材の購入や、局内システムのインストール、設置などは必要ありません。
サーバ内のシステム構築を弊社にて行い、わずか数日で利用可能となります。
料金
利用料についてはお問い合わせください。
- 再生回数:無制限
- ダウンロード回数:無制限
- 1ヶ月変換文字:100万文字(400字原稿用紙2,500枚分)
- コミュニティFM向けプラン有
AIアナウンサー開発への思い
AIを用いたラジオ放送の自動化に着想したのは、2011年、東日本大震災から約半年後、被災地の臨時災害FMへの視察が発端です。
臨時災害FMは画期的な制度で、多くの地域住民やボランティアの皆さまが活躍されていました。
しかしながら、長期間に及ぶ放送は金銭的、人的に困難であり、折角の電波を最大限利用できないだろうか、と考えてきました。
例えば、ある放送局では情報発信は1日3回。ほかはすべて音楽を放送している状況でした。
これは現在の一般的なラジオ局でも同じ事です。
台風の暴風圏内にあっても、多くのラジオ局では音楽やバラエティ番組が流れ、情報発信は数回。
リスナー視点で見れば、情報が欲しくてラジオを付けても音楽が流れている。
テレビやインターネットと異なり、いつ情報が流れてくるのか分からない。
音楽が終われば災害情報が流れるのか?1時間後なのか?明日の朝なのか?
不安なまま、陽気な音楽が終わるのを待ち続ける…。
コミュニティFMの実務を経験している弊社としては、常にこのジレンマに悩んでいました。
AWSの人工知能"Amazon Polly"に出会ったのは、2017年の事です。
この画期的なAIがあれば、ラジオ放送における災害報道を一変する事ができる。
そう確信し、ラジオ実務の経験を元に、現場に使いやすいシステムを構築しました。
「24時間延々と最新の情報を繰り返す」たったこれだけの事が、今までのラジオ放送を覆しました。
災害時には通常番組は要らない。音楽も最小限で良い。
停電が起こっても「あの放送局を聞けば、どんな時間でも必ず災害情報をやってるよね」
リスナーにこの意識を持たせる事が、ラジオの生き残りをかけた私達の目標です。
今や、災害情報のほとんどはスマートフォンなどのデバイスで直ぐに入手可能です。
しかし、大きな災害であればあるほど、地域放送局の情報はインターネットで手に入らないものが多くあり、
これからも災害におけるラジオの役割は増えていきます。
金銭的、人的リソースを割く事が難しい現在、しかも多くのリスナーは「直ぐに情報が手に入る」事が
普通と感じている現在、ラジオの災害情報発信は生まれ変わる必要があります。
Da Capoと名付けたのは「繰り返し放送する」という最大の機能を、外国人にも理解してもらう為です。
近い将来、地球上すべての災害ラジオ局が、「常に情報を発信している状態」の重要性を認識し、
世界中の被災者をラジオが救う事を願ってやみません。